コラム

バルク売りを活用した事例

ある首都圏にある企業と顧問契約を締結し、保有不動産の一覧表を見せて頂きました。本業で使っている不動産は数物件で、残りの不動産は遊休地や低利用地との事でした。

 

顧問契約を締結する半年前に、駅前の物件をメインバンクの勧めで売却し、特別利益が生じていました。

社長としては特別損失を計上して損益通算したい所ですが、手放しても良い遊休不動産は地方の郊外にある不動産や島にある見たこともない不動産。売却できる訳がないと諦めていました。

 

取り敢えずやってみましょうという事で、4物件をピックアップしました。1物件については、住宅用地として売れるかも知れないという不動産でしたが、残り3物件については正直売れないだろうなという不動産でした。

 

初期調査を行うと、接道に問題があるかも知れないなど様々な課題が浮かび上がりましたが、まずは売主側仲介会社を選定し、物件概要と企業の要望をまとめた売却要項を作成、買主側仲介会社も数社選定し買主探索を依頼しました。

 

社長には、買付希望金額が安くても、遊休不動産を手放す事と損益通算を行う事を優先する事を確認して頂きました。

 

数社が買付証明書を出してくれたので、ある候補者に優先交渉権を付与し条件交渉を行い、決算期日までに売買契約書の締結と物件引き渡しを完了させる事が出来ました。

ちなみに、メインバンク系の仲介会社は買主候補者を見つける事は出来ませんでした。

 

社長からは、「メインバンクは売れやすくて多額の売買仲介手数料が見込める物件だけ売却するように勧めて、結局売却代金は借入金の返済として取っていった。多額の税金支払いだけが残ったが、今回のバルク売りという手法を使うことで、諦めていた物件の手離れと、損益通算による税金支払いの軽減を果たす事が出来た。とても感謝している」とのお言葉を頂きました。

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